シルバーシー・クルーズ完全ガイド|料金・客船・食事・日本発着を解説

シルバーシー・クルーズ(Silversea Cruises)は、全室スイート、全室バトラーサービス、少人数の船内で過ごす上質な時間を特徴とするラグジュアリークルーズです。

海を眺めながらスイートで朝食を取り、寄港地の文化を食事で味わい、夜は音楽とワインを楽しむ。シルバーシーでは、目的地だけでなく、船で過ごす時間そのものが旅の楽しみになります。

東京・横浜から乗船できる日本航路に加え、地中海、アラスカ、南極、ガラパゴスまで幅広く展開しています。この記事では、客船の違い、料金に含まれるサービス、食事、客室、日本発着、服装、予約方法を分かりやすく紹介します。

先に結論

  • 全室スイート・全室バトラーで、ゆとりある船旅を楽しめる
  • 通常の食事、対象ドリンク、船内チップ、Wi-Fiなどがクルーズ料金に含まれる
  • 寄港地の食文化を楽しむ「S.A.L.T.」が大きな魅力
  • 東京・横浜発着を含む日本航路と、本格的な探検航路の両方を選べる
  • クラシック航路の寄港地観光は、All-InclusiveとAll-Inclusive Plusで扱いが異なる

シルバーシー・クルーズとは

シルバーシーは、比較的小さな客船で世界各地を巡るラグジュアリークルーズブランドです。大型船のにぎやかなリゾート体験よりも、客室の居心地、食事、接客、寄港地での体験を大切にしています。

船内での移動や食事の時間まで慌ただしくせず、自分のペースで過ごしやすいのが魅力です。記念旅行、夫婦旅行、長期の船旅など、旅の質を重視する人に向いています。

シルバーシーの5つの特徴

特徴 内容
全室スイート 海を眺める客室に、くつろげる居住スペースを備える
全室バトラー 客室カテゴリーにかかわらず、滞在を支えるバトラーサービスが付く
少人数の船 乗客100~728人規模の船隊で、落ち着いた雰囲気を楽しめる
美食と食文化 多彩なダイニングと、寄港地を食から知るS.A.L.T.を展開
多様な航路 日本周遊や地中海から、南極・北極・ガラパゴスの探検航路まで選べる

クラシッククルーズとエクスペディションクルーズ

シルバーシーの船旅は、一般的な港町や観光地を巡るクラシッククルーズと、自然や野生動物との出会いを重視するエクスペディションクルーズに分けて選ぶと分かりやすくなります。

比較 クラシック エクスペディション
旅の中心 街歩き、文化、美食、船内での滞在 上陸、自然観察、専門家の解説
代表的な地域 日本、地中海、アラスカ、カリブ海など 南極、北極、ガラパゴスなど
寄港地での体験 観光ツアーや自由散策 Zodiacによる上陸・クルージングなど
服装・装備 観光と船内滞在に適した服装 地域に応じた防寒・防水などの装備

食事やスイートでの時間を中心に楽しみたいならクラシック、普段は訪れにくい自然の中へ出かけたいならエクスペディションが候補になります。

シルバーシーの客船一覧

2026年10月時点の公式船隊は、クラシック船8隻とエクスペディション船4隻の計12隻です。同じブランドでも、船の規模やレストラン、航海エリアが異なります。

クラシック船 乗客定員 主な特徴
Silver Nova
シルバー・ノヴァ
728人 Novaクラス。開放的な設計と多彩なダイニング
Silver Ray
シルバー・レイ
728人 Novaクラスの姉妹船。眺望と広い共用空間が魅力
Silver Muse
シルバー・ミューズ
632人 2025年改装。S.A.L.T. KitchenとBarを導入
Silver Moon
シルバー・ムーン
596人 S.A.L.T.を備え、日本・アジア航路でも活躍
Silver Dawn
シルバー・ドーン
596人 S.A.L.T.とOtiumのウェルネスを楽しめる
Silver Spirit
シルバー・スピリット
636人 2026年改装。S.A.L.T.や屋外レストランRivieraを導入
Silver Shadow
シルバー・シャドー
392人 小型船らしい親密さと落ち着いた船内
Silver Whisper
シルバー・ウィスパー
392人 コンパクトな規模で、ゆとりあるスイートを備える
エクスペディション船 乗客定員 主な特徴
Silver Endeavour
シルバー・エンデバー
220人 極地探検に対応。全室バルコニー付きスイート
Silver Cloud
シルバー・クラウド
254人 Zodiacやカヤックを備えた探検船
Silver Wind
シルバー・ウィンド
274人 アイスクラスの船体を備える小型探検船
Silver Origin
シルバー・オリジン
100人 ガラパゴス諸島専用に設計された船

※定員は公式公表値です。航路や運用条件によって実際の乗客数は異なります。

Silver NovaとSilver Ray|開放的な新世代の船

Silver Novaは2023年、Silver Rayは2024年建造のNovaクラスです。いずれも54,700総トン、乗客定員728人、乗組員定員544人として案内されています。

特徴は、海や寄港地の景色を取り込む非対称の設計と、開放的なパブリックスペース。バルコニー付きスイート、屋外ダイニング「The Marquee」、S.A.L.T.の食体験、Otium Spaなど、船内でゆっくり過ごす選択肢が豊富です。

最新世代の施設や眺望を重視し、終日航海日も楽しみたい人に向いています。

Silver Muse|改装で食の魅力が広がった一隻

Silver Museは40,700総トンのMuseクラス第1船です。2025年の改装を経て、現在の公式公表値は乗客定員632人、乗組員定員415人となっています。

寄港地に合わせた料理を楽しむS.A.L.T. KitchenとS.A.L.T. Barも導入されました。日本周遊を含むアジア航路でも候補になる船で、落ち着いた船内と多彩な食事を両方楽しみたい人に適しています。

Silver MoonとSilver Dawn|美食を楽しむ姉妹船

Silver MoonとSilver Dawnは、ともに40,700総トン、乗客定員596人、乗組員定員411人です。大型リゾート船ほど大きくなく、複数のレストランを選べるバランスのよさが魅力です。

両船でS.A.L.T.の食文化体験を楽しめます。Silver DawnはOtiumのウェルネスも特徴で、食事とくつろぎを旅の中心にしたい人に合います。

Silver Spirit|2026年改装の客船

Silver Spiritは39,519総トンのクラシック船です。2026年の改装後、公式サイトでは乗客定員636人、乗組員定員415人として案内されています。

S.A.L.T. Kitchen、S.A.L.T. Lab、S.A.L.T. Barに加え、プールサイドで地中海風の料理やドリンクを楽しめる屋外レストラン「Riviera」を導入。日本料理の「Seishin」など、食事の選択肢も充実しています。

Silver ShadowとSilver Whisper|小型船の親密さ

Silver ShadowとSilver Whisperは、ともに28,258総トン、乗客定員392人、乗組員定員302人の小型客船です。

新しい船ほど施設の数は多くありませんが、船内を移動しやすく、スタッフとの距離も近く感じられる規模です。大きな船の華やかさよりも、静かなラウンジやゆったりした客室で過ごす時間を大切にしたい人に向いています。

Silver Endeavour|上質な極地探検

Silver Endeavourは20,649総トン、乗客定員220人、乗組員定員207人のエクスペディション船です。PC6のアイスクラスを持ち、南極・北極などの極地探検に対応しています。

全室バルコニー付きスイートで、上陸や自然観察を楽しんだ後も、快適な客室やレストランでくつろげます。本格的な探検と上質な滞在を組み合わせたい人の候補です。

Silver Origin|ガラパゴス専用船

Silver Originは5,800総トン、乗客定員100人、乗組員定員90人。ガラパゴス諸島を巡るために設計された、シルバーシーの中でも特に小さな船です。

Zodiacによる上陸やクルージング、専門ガイドによる解説など、その土地ならではの自然を体験する旅が中心です。ガラパゴスの野生動物と景観を、快適な船を拠点に楽しめます。

どの客船を選べばいい?

重視すること 候補
新世代の施設・眺望 Silver Nova、Silver Ray
日本・アジア航路 Silver Muse、Silver Moonなど、希望時期の配船から選ぶ
S.A.L.T. Kitchen Silver Nova、Silver Ray、Silver Muse、Silver Moon、Silver Dawn、Silver Spirit
小型船の落ち着き Silver Shadow、Silver Whisper
極地の探検 Silver Endeavour、Silver Cloud、Silver Windの対象航路
ガラパゴス Silver Origin

新しさだけで決めず、希望する寄港地、航海日数、客室の位置、船内で過ごす時間とのバランスで選ぶと満足度が高まります。

シルバーシーの料金は高い?

シルバーシーは、一般的な大型客船より高価格帯のクルーズです。全室スイートとバトラーサービスに加え、食事、対象ドリンク、チップ、Wi-Fiなどをまとめた料金になっています。

料金は航路、出発日、日数、客室カテゴリー、予約条件によって変わります。「船代」だけを比べるより、同程度の客室とサービスを利用した場合の旅行総額で比較すると価値を判断しやすくなります。

All-InclusiveとAll-Inclusive Plusの違い

現在の公式料金体系は、クラシック航路のAll-InclusiveとAll-Inclusive Plusを基本に考えると分かりやすくなります。大きな違いは、寄港地観光クレジットとデポジットの返金条件です。

比較 All-Inclusive All-Inclusive Plus
全室バトラー 含む 含む
通常の食事・対象飲料 含む 含む
船内チップ・Wi-Fi 含む 含む
クラシックの寄港地観光 希望するツアーを別途購入 日数・地域に応じた観光クレジット付き
デポジット 返金不可として案内 返金可能として案内。取消条件の確認が必要
航空券・送迎など 必要に応じて追加手配 必要に応じて追加手配

クラシック航路では「寄港地観光がすべて無料」とは限りません。Plusのクレジット額と利用条件を確認し、参加したいツアーの合計額まで見て選びましょう。

基本料金に含まれるもの

項目 基本的な扱い
客室 全室スイート
バトラー すべてのスイートで利用できる
食事 通常の船内ダイニングを含む。一部に有料の予約料がある
ドリンク 対象となるワイン、スピリッツ、ソフトドリンクなどを含む
Wi-Fi 含まれる
チップ 通常の船内チップを含む

食事やドリンクを楽しむたびに細かな支払いを考えずに過ごせるのは、オールインクルーシブの魅力です。寄港地観光と一部の特別な食体験は、別に確認すると予算を立てやすくなります。

別料金になりやすいもの

項目 内容
一部のレストラン La Dame、Kaisekiの夕食、S.A.L.T. Chef’s Tableなどの予約料
寄港地観光 All-Inclusiveで購入するツアー、Plusのクレジットを超える費用など
特別な飲料 対象外の高級ワインや希少な銘柄など
スパ・美容 マッサージ、フェイシャル、美容サービスなど
航空券・前後泊 予約商品に含まれない航空券、ホテル、送迎など
その他 買い物、医療サービス、旅行保険、査証など

エクスペディション航路の料金に含まれる体験

エクスペディションのAll-Inclusive Plusでは、上陸や寄港地でのエクスペディション活動などが料金に含まれると案内されています。一般的なクラシック航路とは扱いが異なります。

前後泊ホテル、装備、移動の手配などは航路ごとに異なります。南極やガラパゴスでは、船内のサービスだけでなく、どこからどこまでの移動と体験が含まれるかを見ることが大切です。

シルバーシーの食事

美食はシルバーシーを選ぶ大きな楽しみの一つです。国際料理、イタリア料理、フレンチ、日本料理、ライブ音楽とともに味わう小皿料理など、その日の気分に合わせて選べます。

船によってレストランの数と種類は異なります。食事を重視するなら、乗りたい船に希望するダイニングがあるか、船の紹介ページで確認しましょう。

レストラン 楽しめる料理・雰囲気
Atlantide 肉・魚を中心とした国際料理とグリル
La Terrazza イタリア料理。夜はパスタや魚介などを楽しめる
La Dame フレンチのコース料理
S.A.L.T. Kitchen 訪問する地域の食文化を反映した料理
Kaiseki 寿司・刺身などの日本料理
Seishin Silver Spiritの日本料理レストラン
Silver Note 小皿料理とライブ音楽を楽しむダイニング
The Grill 屋外で楽しむグリル料理
Spaccanapoli ナポリ風ピッツァ
Arts Café コーヒー、菓子、軽食

有料レストランの予約料

多くの食事は料金に含まれますが、一部のスペシャリティレストランには予約料があります。2026年10月時点の公式案内では、次の料金が示されています。

レストラン 1人あたりの予約料
La Dame Silver Nova・Silver Rayは100米ドル。その他の設置船は60米ドル
Kaisekiの夕食 Silver Nova・Silver Rayは80米ドル。Silver Muse・Silver Moon・Silver Dawnは40米ドル
S.A.L.T. Chef’s Table 180米ドル。Silver Nova・Silver Rayで提供

記念日の夕食や、普段とは違う食体験を楽しみたい日に組み込むのもおすすめです。予約枠と最新料金は、予約管理サービス「My Silversea」で確認できます。

S.A.L.T.とは|寄港地を食から楽しむプログラム

S.A.L.T.(Sea And Land Taste)は、寄港地の文化を料理や飲み物、体験を通じて知るシルバーシーのプログラムです。土地ごとの食材や調理法に触れ、船内に戻ってからも旅先の味を楽しめます。

S.A.L.T. Kitchen

寄港地や航海地域に合わせてメニューが変わるレストランです。通常の利用に追加料金はありません。Silver Nova、Silver Ray、Silver Muse、Silver Moon、Silver Dawn、Silver Spiritに設置されています。

S.A.L.T. Lab

料理教室やワークショップを通じて、地域の食文化を体験するスペースです。食べるだけでなく、調理法や食材の背景を知る楽しさがあります。設置や開催内容は船によって異なります。

S.A.L.T. Bar

訪れる土地から着想を得たカクテルなどを楽しむバーです。寄港地での体験を振り返りながら、その地域を感じる一杯を味わえます。

S.A.L.T. Chef’s Table

Silver NovaとSilver Rayで提供される、11コースの少人数ダイニング体験です。シェフの技や地域の食材を間近で楽しめる特別な食事で、有料・予約制となっています。

日本料理も楽しめる

Silver Nova、Silver Ray、Silver Muse、Silver Moon、Silver Dawnには日本料理レストラン「Kaiseki」があります。昼は寿司や刺身など、夜は魚料理や和牛を取り入れたメニューが案内されています。

Silver Spiritには「Seishin」があります。長めの航海でも、日本料理を選べる船なら食事の楽しみが広がります。

客室は全室スイート

シルバーシーでは、すべての客室がスイートとして用意されています。海を眺めながら読書をしたり、寄港地観光の後にゆっくり休んだりと、客室で過ごす時間も楽しめる設計です。

主なカテゴリー例 特徴
Vista Suite・Panorama Suiteなど 窓から海を眺める客室。設置は船による
Veranda Suite系 プライベートベランダ付き。位置などでカテゴリーが分かれる
Silver Suiteなど より広い居住スペースを備える上位スイート
Grand Suite・Owner’s Suiteなど 広さや眺望を重視した大型スイート。仕様は船による

カテゴリーの名称と広さは船ごとに違います。同じ「Veranda」でも、デッキ、船首・船尾の位置、周辺施設を比較して選ぶとよいでしょう。

バルコニー付きかどうかで選ぶ

全室スイートでも、すべての船の全室にバルコニーがあるわけではありません。Silver NovaやSilver Rayなどではバルコニー付きの客室が基本ですが、一部の船には窓のみのスイートがあります。

海風を感じながら朝食を取りたい、客室からゆっくり入出港を眺めたい人は、ベランダ付きカテゴリーを選ぶと船旅の楽しみが増えます。

バトラーサービスはすべてのスイートに付く

シルバーシーの大きな特徴は、最上位の客室だけでなく、すべてのスイートでバトラーサービスを受けられることです。

客室での過ごし方や飲み物の希望、食事の相談、ランドリーの依頼など、滞在中のさまざまな場面をサポートしてもらえます。初めての高級船でも、希望を伝えながら自分に合った滞在を楽しめます。

ルームサービスで客室でも食事を楽しむ

レストランへ出かけるだけでなく、客室で食事を楽しむこともできます。寄港地観光で歩いた日にゆっくり夕食を取ったり、景色を眺めながら朝食を楽しんだりと、過ごし方を選べるのが魅力です。

ベランダ付きスイートなら、港町や海を眺めながら食事をする時間も、旅の思い出になります。

ドリンク・チップ・Wi-Fi

対象のワイン、スピリッツ、ソフトドリンクなどはクルーズ料金に含まれます。夕食のワインやラウンジでの一杯を、船内のさまざまな場所で楽しめます。

通常の船内チップとWi-Fiも料金に含まれています。特別な銘柄や通信の利用条件については、客室や予約商品に合わせて確認するとスムーズです。

船内アクティビティとエンターテインメント

日中はプール、フィットネス、読書、講演、料理プログラムなど、夜はライブ音楽やショー、バーでの時間を楽しめます。

予定を次々と詰め込むより、景色を見ながら過ごす時間を残しておくと、シルバーシーの魅力を感じやすくなります。終日航海日も、食事や音楽、ラウンジでの会話が旅の一部になります。

Otium Spaとウェルネス

Silver Dawn、Silver Nova、Silver Ray、Silver Endeavourには「Otium Spa」があります。マッサージ、フェイシャル、サウナ、スチームルームなどを通じて、くつろぐ時間を楽しめる施設です。

Otiumは古代ローマの考え方を取り入れたウェルネスプログラム。観光や食事だけでなく、心地よく休む時間も旅の目的にしたい人に合います。施術や美容サービスは別料金です。

シルバーシーの日本発着クルーズ

シルバーシーには、東京・横浜を発着する日本周遊クルーズがあります。海外まで飛行機で移動せずに乗船できる航路なら、ラグジュアリークルーズを身近な選択肢にできます。

日本の港を巡りながら、船内では国際的な食事やサービスを楽しめるのも魅力です。春の桜や夏祭りなど、季節を意識した航路も設定されています。

日本発着航路の例

公式サイトでは、2027年3月29日~4月12日のSilver Museによる東京発・横浜着14日間クルーズが案内されています。

項目 内容
客船 Silver Muse
日程 2027年3月29日~4月12日・14日間
乗船・下船 東京発、横浜着
主な寄港地 清水、名古屋、高知、神戸、長崎、釜山、境港、金沢、函館、青森

東京と横浜は別の港です。乗船場所と下船場所を確認して、港までの移動を組み合わせましょう。日本発着でも韓国などへ寄港する国際航路では、パスポートが必要です。

日本発着なら日本語だけで過ごせる?

シルバーシーは国際的なクルーズラインで、船内の基本言語は英語です。日本発着というだけで、すべての案内やツアーが日本語になるわけではありません。

日本語でのサポートを重視する人は、日本語対応スタッフや添乗員付き商品を扱う旅行会社で相談すると選びやすくなります。食事、乗船手続き、寄港地観光で必要なサポートを具体的に伝えましょう。

南極・北極のエクスペディションクルーズ

南極や北極の対象航路では、Silver Endeavour、Silver Cloud、Silver Windなどのエクスペディション船を使い、自然観察、Zodiacでのクルージング、専門家による解説を組み合わせます。

景色を船から眺めるだけでなく、天候や海況が許す範囲で上陸し、その土地を体験するのが探検航路の魅力です。実際の行程は自然条件に合わせて運営されます。

ガラパゴスクルーズ

ガラパゴスでは、100人乗りのSilver Originを使用します。島々の自然や野生動物を観察し、専門ガイドの解説を通じて、この地域の環境を深く知る旅です。

船内の快適さと自然体験を両立できるため、ガラパゴスをじっくり楽しみながら、移動中も上質に過ごしたい人に向いています。

シルバーシーの服装とドレスコード

日中はリゾートカジュアル、夜は少し整えた服装を基本にすると準備しやすくなります。2026年6月1日以降の航海では、夕方以降の基本はElegant Casual、クラシック航路の一部の夜はFormal Optionalです。

区分 服装の目安
日中 シャツ、ワンピース、パンツなどのリゾートスタイル
Elegant Casual 襟付きシャツ、ブラウス、スラックス、スカート、ワンピースなど。ジャケットは任意
Formal Optional 希望する人はドレス、ダークスーツ、タキシードなど。Elegant Casualでも過ごせる

Formal Optionalは何回ある?

クラシック航路の日数 公式案内の目安
7日以下 すべての夜がElegant Casual
8~14日 最大2回のFormal Optional
15日以上 2回以上のFormal Optional

ドレスアップを楽しむことも、落ち着いたElegant Casualで過ごすこともできます。毎晩タキシードを用意する必要はありません。

エクスペディション航路の服装

探検航路でも夜はElegant Casualが基本です。上陸時は、地域に応じた防寒、防水、防風、歩きやすさを重視します。南極とガラパゴスでは必要な服装が大きく違うため、予約した航路の装備案内に合わせて準備しましょう。

シルバーシーが向いている人

  • 少人数の船で静かに過ごしたい人
  • 広い客室とバトラーサービスを楽しみたい人
  • 食事やワインを旅の大きな楽しみにしている人
  • 日本発着のラグジュアリークルーズを探している人
  • 南極やガラパゴスへ快適な船で訪れたい人
  • 記念旅行や長期クルーズを上質に楽しみたい人

大型アトラクションや充実したキッズ施設を中心に楽しみたい場合は、ファミリー向けの大型客船も比較すると、希望に合う船を選びやすくなります。

リージェント・セブンシーズとの違い

シルバーシーと比較されることが多いのが、リージェント・セブンシーズ・クルーズです。どちらも全室スイートのラグジュアリー船ですが、サービスの組み込み方や得意な体験に違いがあります。

比較 シルバーシー リージェント
客室 全室スイート 全室スイート
バトラー 全スイート 主に上位カテゴリー
寄港地観光 クラシックは料金タイプによる 対象のIncluded Shore Excursionsを基本料金に含む
食の体験 S.A.L.T.による寄港地の食文化体験が特徴 対象のスペシャリティレストランも追加料金なし
探検航路 専用船で南極・北極・ガラパゴスなどへ運航 通常のラグジュアリー航路が中心
日本発着 設定あり 設定あり

全室バトラーや食文化、探検航路を重視するならシルバーシー、対象の寄港地観光まで料金にまとめたいならリージェントというように、楽しみたい体験と総額で比較すると分かりやすくなります。

日本から予約する方法

シルバーシー公式サイトで航路を探すほか、ラグジュアリークルーズを扱う旅行会社やクルーズ専門会社を利用できます。航空券、前後泊、送迎、日本語サポートをまとめたい人は、旅行会社への相談が便利です。

  1. 希望する地域、時期、航海日数を決める
  2. 客船と客室カテゴリーを選ぶ
  3. 料金タイプと寄港地観光の扱いを比較する
  4. 航空券、ホテル、送迎を含む旅行総額を確認する
  5. 取消条件を確認して予約し、食事やツアーを手配する

海外発クルーズは、フライトの遅れに備えて乗船都市に前泊する日程が組みやすいでしょう。日本発着でも、遠方から港へ移動する場合は余裕のある到着予定を立てると安心です。

予約前に確認したいポイント

確認する項目 見るポイント
料金タイプ All-InclusiveかPlusか、観光クレジットの金額と条件
客室 バルコニー、広さ、位置、客室別特典
旅行総額 税・港湾費用、航空券、ホテル、送迎、追加体験
食事 希望するレストランの設置、予約枠、有料の予約料
言語 日本語サポート、添乗員、日本語ツアーの有無
必要書類・条件 パスポート、入国条件、乗船条件、変更・取消条件

船名や出発日だけでなく、食事や観光を含めて「どのように過ごせるか」を確認すると、自分に合ったクルーズを選べます。

よくある質問

シルバーシーは高級クルーズですか?

はい。全室スイート、全室バトラー、少人数の船内、食事や対象ドリンクなどを含む料金を特徴とするラグジュアリークルーズです。

日本から乗船できますか?

東京・横浜を発着する日本周遊クルーズが設定されています。運航船と日程はシーズンごとに異なるため、希望する時期の航路から選びましょう。

寄港地観光は無料ですか?

クラシックのAll-Inclusiveでは別途購入、All-Inclusive Plusでは寄港地観光クレジットが付きます。エクスペディションでは、対象の上陸や探検活動を含む料金が案内されています。

バトラーは上位スイートだけですか?

いいえ。シルバーシーでは、すべてのスイートにバトラーサービスが付きます。

すべての客室にバルコニーがありますか?

船によって異なります。一部の船には窓のみのスイートがあります。バルコニーを希望する場合は、ベランダ付きカテゴリーを選びましょう。

食事はすべて料金に含まれますか?

通常のダイニングの多くは含まれます。La Dame、Kaisekiの夕食、S.A.L.T. Chef’s Tableなど、一部のレストランには有料の予約料があります。

チップやWi-Fiは別料金ですか?

通常の船内チップとWi-Fiはクルーズ料金に含まれています。

タキシードやイブニングドレスは必要ですか?

必須ではありません。2026年6月以降はElegant Casualが基本で、Formal Optionalの夜もElegant Casualで過ごせます。

子どもも乗船できますか?

航路ごとの年齢・乗船条件を満たせば参加できます。大型ファミリー船のようなキッズ施設を中心としたブランドではないため、家族旅行では船内の過ごし方も含めて相談するとよいでしょう。

南極やガラパゴスへ行けますか?

はい。南極などにはエクスペディション船、ガラパゴスには専用船Silver Originを使用する航路があります。

まとめ

シルバーシーは、全室スイートとバトラーサービス、上質な食事、落ち着いた船内を楽しみながら、世界各地を巡るラグジュアリークルーズです。

S.A.L.T.の食文化体験、日本発着の船旅、南極やガラパゴスの探検航路まで、旅の目的に合わせて選べる幅広さがあります。船内でくつろぐ時間も、寄港地での新しい出会いも大切にしたい人に向いています。

予約時は、料金タイプ、寄港地観光、バルコニーの有無、食事、航空券やホテルの手配まで比較しましょう。希望する体験と旅行総額が見えると、自分に合った一隻と航路を選びやすくなります。

公式情報

※2026年10月時点の公式情報を基にしています。料金、航路、定員、サービス、乗船条件は変更される場合があります。予約する航海の最新案内をご確認ください。